Conference Pavilion

Tadao Ando, 1993

1993年、安藤忠雄の海外初建築となる、「カンファレンス パビリオン」が完成しました。建物の大部分が地下に隠されているような空間構造が特徴的です。特にパビリオンに入るための歩道は、日本の僧院の庭を連想させ、会議前の人々の心を静め、集中力を高めます。また、春には桜が咲き誇るよう、できるだけ多くの桜の木を残すよう設計されました。

建築家について

1941年大阪生まれ。 独学で建築を学び、1969年安藤忠雄建築研究所設立。 代表作に「光の教会」「ピューリッツァー美術館」「地中美術館」など。 1979年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、2003年文化功労者、2005年国際建築家連合(UIA) ゴールドメダル、2010年ジョン・F・ケネディーセンター芸術金賞、後藤新平賞、文化勲章、2013年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、2015年イタリア共和国功労勲章グランデ・ウフィチャ―レ章、2016年イサム・ノグチ賞など受賞多数。 1991年ニューヨーク近代美術館、1993年パリのポンピドー・センターにて個展開催。イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。 1997年から東京大学教授、現在、名誉教授。

ヴィトラキャンパスについて